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G-PARK下関

スバルのエンジンの歴史をさらーっと触れてみた。

投稿日:2019年9月21日 更新日:

いつもG-PARK下関のHPを見ていただき、ありがとうございます。

朝夕はすっかりめいた気温になってきて大変過ごしやすくなってきましたね。

皆様は如何お過ごしでしょうか?

 

実はこの夏に、新宇部店グランドオープンに伴いHP更新を担当していた事務員の方が異動となり・・・。

しかし、このページを更新しないわけにもいかない・・・。

ということで、新しく配属になった事務員の方と、暇そうにしている僕に白羽の矢が立ったわけです。

今後もG-PARK下関のスタッフ一同でホームページをご覧の皆様へ、様々な情報等を提供できたらなーって思ってます。

 

セールスになって早いもので約1年弱。様々なお客様とお話する機会があり、結構この質問多かったなーって思ったのが

 

「EJエンジンってもう製造終了するの?」

 

正直、メーカーから正式な発表があったわけではないので分かりません。

「うーん。どうなんでしょう?」

 

しかし、ここまでファンの多いエンジンも珍しいのではないのかなと。

 

ここまでスバリストを魅了してきたEJ型エンジン。

そしてその前後のスバルのエンジンというのはどういったものなんだろうと。

 

 

気になるなー。

 

 

 

・・・。(カタカタ

 

 

 

 

・・・!(ッターン

 

 

 

 

と、いうことでスバルのエンジンについて調べてみたことを紹介してみようかと。

 

 

※間違ったこととか、実はこういうのもあったんだよーとか、あったらこっそり教えてくださいね。

 

そんなの興味ねえよ!中古車情報が見たいんだ!って方はこちらをどうぞ。

https://ucar.subaru.jp/php/shop/shop_detail.php?client_id=1030090&size=summary

 

・・・・でも、少しでも見てくれるとボカァうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ↑EJ20エンジン

 

初代レガシィ(BC/BF型)より搭載され、製造開始から実に30年。大小様々な改良を重ねて今でもWRX STI(VAB型)に搭載され、モータースポーツのシーンでもWRCでのレガシィB4、インプレッサWRX STIでの活躍(ここでファンになった方も多いのでは無いでしょうか?)、現在でもGT300クラスのBRZやニュル24耐でのWRX STIにも搭載され最前線で奮闘するなど名機というにはふさわしいエンジンだと思いますし、ここまで息が長いエンジンも日産のL型くらいしか僕は思い出せません。(L型は4気筒と6気筒とバリエーションがありましたが・・・。)

 

性能には目を見張る物がありますが、やはり年々厳しくなってきてる排ガス規制やショートストロークエンジン故の燃費の悪さでは、太刀打ちできないのが現状なんでしょうね・・・。

 

 

そんな中、2010年より基幹エンジンとしてEJ型エンジン以来21年ぶりとなる新エンジンFB型を発表。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑FBエンジンカットモデル

 

燃費性能や環境性能を上げるためにロングストローク化、また直噴システムの採用やレヴォーグのみに採用されているDITなどなど・・・。先進技術を取り込みつつ、寸法や重量は先代EJ型とほぼ変わらない新世代のボクサーユニット。

ちなみにFBのFには「富士重工」「Future」の意味が、Bには「Brand New」「Boxer」の意味が込められてるとのこと。まさしく、21世紀を担うスバルの新世代ユニットです。

先々代のフォレスター(SH型)を皮切りに、現在ではインプレッサからレガシィ等、スバル主力車種に幅広く採用されるエンジンとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、FBエンジンをベースにスクエアストローク化を行い、高出力・高負荷に耐え環境性能も高めたFA20型エンジンも登場。現在だとBRZ(それとトヨタ86)、レヴォーグ、WRX S4に採用されています。

ただ、DITのエンジンはNAのエンジンと型式は同じとはいえ、共通している部品は実はクランクシャフトくらいで、ほぼ別物と言っていいほどのエンジンです。

ちなみに、FA20エンジンはトヨタの一部カタログや北米では、ちゃんと「4U-GSE」というトヨタのエンジン型式の割り当てがあり、水平対向エンジンでの型式割り当てであった「U」を用いるのはトヨタスポーツ800の製造が終了した1976年以降、実に36年ぶりのことです。

 

FB・FAエンジン、今後どういった発展をしていくのかあたたかーく見守ってあげてください。

 

 

現在も続くスバルのアイデンティティーである水平対向エンジン。始まりは1966年に登場したスバル1000に搭載されたEA型エンジンです。

スバル1000、実はその当時の小型FF車に多大なる影響を与えたとも言われており、イタリアの名門メーカー、アルファロメオの傑作ともいえるアルファスッドやフランスのシトロエンGS等がスバル1000を参考に設計されたなんて噂も。

そんなEA型エンジンも製造は意外にも長く、1966年から1994年までの実に28年間になります。

4気筒水平対向エンジンでオールアルミ製エンジン、基本設計自体を変更することなく排気量を変更できるモジュラーエンジンとしての素質等、この時から現在のFBエンジンなどに通じるものがすでに確立していたと感じます。

そんなEA型エンジン。80年代ごろから国内主要メーカー各社によるDOHCやインタークーラーターボなどを採用しとにかく「Poweeeeeeeeeer!!!!!!!!!!」というパワーウォーズ時代には基本設計の古さが仇となり、時代遅れと評価されてしまう結果に。

しかし、その後のEJエンジンや現在のFA/FBエンジンの礎となったのは確かな事実であります。

 

そんなEAエンジン、実はいまでも元気で動いてる姿を見ることができます。

 

陸上自衛隊で採用されているFH70というりゅう弾砲。

こちら、緊急時に自走ができるようにと補助エンジンが搭載されているのですが、そのエンジンが1.8LのEA型エンジンです。

個人的にはまだ部品があるのか・・・。とそっちの心配をしてしまいます。

 

 

如何でしたでしょうか?スバルのエンジンの歴史を軽く紹介してみました。

スバルが気になっている方は是非このエンジンの良さを乗って味わっていただきたいですし、現在スバルをご愛用していただいてるオーナー様には「こういった歴史があったんだなあ」なんて思っていただけたらと思います。

 

長文、失礼いたしました~。