お客様が!
お世話になっております。
今回、でかでかと書いたようにお客様(というか当店事務員の弟さん。もちろん、スバルオーナー。)が11月17日に熊本県の蓮華院誕生寺で開催された九州スバルミーティングに参加され、その模様をお届けしようと思います。
自分もミーティングや走行会等に参加してみたいのですが、ディーラーの宿命(さだめ)。土日は仕事なので泣く泣く「お写真を・・・、お写真をお恵みくだされぇ!なるべくレアだったり古いのを!!」とお願いをいたしました。
開催地の蓮華院誕生寺ですが、「願いを叶える神社」として有名だそうで「一願成就」や「厄払い」のお寺として年間30万人ほどがお参りに来られるそうです。
現在でも修行で使用されている五重塔や。
世界一の大きさを誇る大梵鐘。僧侶さんと一緒に参拝者も叩けるそうですよ!
パワースポットとしても有名ですので、皆様もドライブや旅行の際には是非寄ってみてください!
・・・って、お客様が言ってました!
さて、本題のスバル車ですが。。。
新旧問わず、様々なスバル車がそろったようです!
公式のツイッターのつぶやきを覗いてみたら、前年よりも1.5倍ほどの参加者(車?)が集まったようですよ!
まず、こちら。2017年に450台限定で販売されたWRX STIのS208。
カーボンルーフ仕様ですのでNBR CHALLENGE PACKAGEですね。
エンジンは高出力バランス取りがされており、ECUも専用チューニングの物を採用。マフラーやエアクリーナーも抵抗が少ないものに変更され、フライホイールやクラッチもバランスが取られております。また、インタークーラーウォータースプレーなどの装備により最高出力329psを発生。これは市販されているEJエンジンでは最大の出力です。
また、足回りやボディもSTIにより強化されてはいますが、もちろんSTIの掲げている「しなやかさ」も兼ね備えられております。(津留は乗ったことありません。あくまで妄想とカタログ等からの語りです!)
内装も専用レカロシートやスピードメーターをおごられ、ホイールはみんな大好きBBS製鍛造ホイール!
車両本体価格は税込689万円とスバル車で最も高額でしたが、内容を見れば意外とお買い得だなあと思います。
EJ20も生産終了が決まりましたし、オーナー様には末永くお乗り頂きたいと切に願うばかりです。
こちらは2003年のWRCシリーズモンテカルロステージでペターソルベルグが搭乗したインプレッサWRX STI 7号車のレプリカ。
オリジナリティも出しつつ、ステッカーなども極力実車と似るように仕上げてありますね。
・・・すいません。あまりラリー仕様、というかラリーを見てこなかった人生なので語ることがございません。スバル社員ですが、ラリーの話をされても実はちんぷんかんぷんなのですよ僕・・・。
ただ、オーナー様のインプレッサWRX STI、特にラリーに出ていたモデルに対しての「好きだ!」って気持ちは伝わる一台ですね。
さて、最後はこちら。
はい。みんな大好きアルシオーネSVXです。えっ、ご存じでない?
「遠くへ、美しく。」「500 miles a day」というキャッチフレーズと共に1991年にスバルのフラグシップグランドツアラークーペとして販売されましたが、バブル経済の崩壊と「SUBARU=高級車」というイメージが一般的には浸透しておらず、6000台前後で販売が終了してしまったひじょーに不遇な車です。まあ、先代のアルシオーネ同様に主に北米市場をターゲットにしていたというのもあるんでしょうが。(発表もデトロイトモーターショーにて先行発表を行ったほど。)
「最高の6気筒エンジン」とも言わしめた3.3L水平対向6気筒エンジンや、当時自動車会社各社が積極的に採用していた4WS(最近めっきりこの単語聞かなくなりましたね・・・。)、現在ではWRX S4やレヴォーグに採用されているAWDシステムの「VTD-AWD」もこのアルシオーネSVXが初採用でした。
メカニズム的にも当時最新の物を採用し、現代でも通ずるようなグランドツアラーです。
・・・と、長々と長文書きましたが、そんなもの(そんなものとは失礼な)は僕にとっては二の次です。
デザイナーがジョルジェット・ジウジアーロです。
デザイナーがジョルジェット・ジウジアーロです。大切なことなので赤文字にしましたしフォントサイズも大きくしましたし太文字にもしましたし二度いいました。
世界的な名インダストリアルデザイナーであり、アルファ・ロメオやフォルクス・ワーゲン等様々なメーカーの名車のデザインを手掛けており、国産車ですと乗用車を製造していた時代のいすゞが彼のデザインした作品が多いです。
車をあまり知らない方でも知ってる車ですと、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場するデロリアン・DMC-12も彼のデザインです。
僕自身、ジウジアーロがデザインした車は一生で一度は所有してみたいと思うほど彼の大ファンなので、正直この車を見たさや触りたいという欲もありスバルに入社した節もあります。ここ数年で2回ほどしか見たことがないですが・・・。
しかし、今見ても古さを感じない優雅なデザインは流石ジウジアーロというべきか。オーナー様には今後とも大切にお乗り頂きたいなと思います。
日頃見ることのないレアなスバル車やカスタムされた車をたくさん見られたお客様は本当にうらやましい気持ちでいっぱいになります。改めて写真を提供して頂いたお客様やイベントに参加された方々に感謝の言葉を。本当にありがとうございました。
この記事を書いてて、自分も時間が取れればこういったミーティング等に参加したいなとより一層気持ちが高まりました。後、ジウジアーロ愛が最高潮です。
もし、時間が取れてミーティングに参加できた際にはお手柔らかにお願いしますね。
それではまたっ!