こんにちわ。
みなさん、車を選ぶ上で一番重要視してることってなんですか?
人それぞれ違うと思います。荷物や人がたくさん載ることや、燃費がいいこと、そもそも購入金額が安いことなどなど・・・。家族構成や、趣味や年齢等々で変わると思います。
私は車を選ぶ際はまずデザインから入ります。
普段の行動が1人または2人なんで室内の広さは割と重要視しないです。燃費はよく考えたことありません。リッター13kmも走れば自分にとってはエコカーです。
というかそもそも
デザインの良い車が高性能じゃないわけがない
と、自分は思っております。
ヨーロッパ車、特にイタリア車なんて情熱的なデザインとパフォーマンスの塊でデザインに関していえば
「カロッツェリア」という馬車文化から生まれた車体のデザインと設計を行う会社が数々生まれ、著名なデザイナーを数多く輩出しました。
ということで、今回はそんな海外の著名なデザイナーがデザインしたスバルの車を紹介しようと思います。
・アルシオーネSVX
言わずと知れた名デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインの2ドアクーペ。
スバル車の中でいっちばん好きです。詳しいことはこちらで→九州スバルMTGに行きました
・2代目レガシィ(BG・BD型)
高校時代くらいまで結構町中でも見る機会が多かったですが、最近めっきり減ってきましたね・・・。
初代レガシィのコンセプトを引き継いだ2代目レガシィです。当店M店長一番のお気に入りのレガシィでございます。デザイナーはフランス人のオリビエ・ブーレイ氏。元々メルセデスにてSクラスやCクラスのデザイン指揮を行い、1989年にスバルのチーフデザイナーとして参加。ちなみにオリビエ・ブーレイ氏が日本の自動車メーカーで初の外国人チーフデザイナーだったそうです。
オリビエ・ブーレイ氏と言えばその後三菱自動車のデザイン部門トップに任命されて富士山をモチーフにした台形三角形の「ブーレイ顔」で物議をうみましたよね。特にWRX STIのライバルでもあったエヴォ8の。僕あの顔好きなんですけど、空力や冷却性能に影響があるそうで世間(ランエボ界隈)はちょっと許してくれなかったみたいです。しょんぼり。
ちなみにこのレガシィ、初代レガシィのキープコンセプトも受け継ぎつつスバル1000やスバルff-1で採用されていた台形グリルも取り入れたデザインで、ヨーロピアンテイストは薄いですがまさにスバルらしさを体現した一台ではないのかなと思います。
・4代目レガシィ(BL・BP型)
いまだに街中でも見ますし、まだまだ現役感はございます。4代目レガシィ。歴代レガシィの中で自分は一番好きです。なんかドイツ車みたいで。これ書いてる横でM店長が「レガシィはやっぱりBE型までかなあ。」と独り言つぶやいておりましたが、デザインは自分これが一番好きです。異論は認めます。
初の3ナンバーレガシィで、車体は大きくなったものの、先代のBE型に比べてグレードによっては100kg近く軽量化しております。かるっ。そして最小回転半径も先代に比べて短くなっております。
レガシィの中でも大きな進化を遂げた4代目ですが、基本的に社内デザインチームで行われておりましたが、フロント周りだけイタリアのカーデザイナーでピニンファリーナなどでデザインも行っていたエンリコ・フミア氏。「己が最初の顧客である。」をモットーにカーデザインを行うことが有名で、機能性と無駄のないスタイリングが特徴的です。特に90年代のアルファロメオの164やGTV、GTVをベースに製作されたスパイダーなどは現代のアルファロメオのデザインの基礎を固めてきたような感じがします。
・・・これ大半アルファロメオの解説なような気がしますがまあ良し。
・スバルR2
颯爽と登場自分の元愛車でございます。
この時期のスバルのチーフデザイナーはギリシャ出身のカーデザイナー、アンドレアス・ザパティナス氏によるもので彼もアルファロメオの社内デザイナーとしてアルファロメオ147のデザインを手掛けております。この時期スバルのデザインでも物議をかもしたのが「スプレッドウイングスグリル」ですね。広げた翼のようなグリルデザインが特徴的でしたが、万人受けに繋がらず、初採用されたR2ですら後期型から顔が変わります。R2とR1に関して言えばデザインに振った希少な軽自動車ですから個人的には前期顔の方が大好きなのですが・・・。自分も前期顔のスーパーチャージャーを探しておりましたが、なかなか条件が合わず妥協してこの車にした記憶があります。ちなみにM店長の現愛車が前期モデルのR2で「スバルのアルファロメオ」と言っております。自分も「アルファロメオがもし軽自動車を作ったらこうなるのでは?」と思い購入しました。製造が終わって早10年。最近になってようやくR1やR2の個性に振ったデザインというのが評価されてきたなって感じがします。
というわけで、スバルの著名デザイナーによって手がけられた車4台の紹介でした。
今回は著名デザイナーを取り上げてみましたが、もちろん社内デザインであっても優れたデザインを持つ車はスバルだけではなく世の中いっぱいあります。
カーデザインは時代背景なんかも反映されますし、たまに出てくる異端児なんかも素敵です。(バブル期は特に各社多かったような・・・。)アルシオーネSVXやR2なんてスバルの中でも異端児に思えて仕方がないです。(もちろんほめ言葉。)また、スペックの高さをデザイン面でアピールするという点は絶対に必要だと考えております。スーパーカーなんてその際たるものだと思っております。
まあそんなことで皆様も車を選ぶ際に実用性や経済性等ももちろん大切ですが、デザインで車を選ぶ「面食い」になってみませんか?
ということで今日はここまで!
ではではっ。